Archive for 10月, 2013

どの自由を自分は明け渡すつもりであるか

結婚は、夫婦ともに力と自由のどちらの欲求も低い場合が、いちばんうまくいくのですよね。一方の自由の欲求が高く、他方が低い場合、低いほうが相手の自由を制限しようとしなければ、何ら問題はない。力の欲求と異なり、自由の欲求の相違は、たいてい解決のサークルの中で話し代うことができる。サークルの中では、欲求の高いほうの人は、どのような譲歩をするつもりであるかを話さなければならない。低いほうの人を喜ばせるために、ある種の制限を受け入れることに同意するだけで、欲求の高い人は話し合いがハッピーエンドとなるように対処できるのです。帰宅が遅くなるときには電話をするということを自由の欲求の強い人が進んでするだけで、大きな違いをつくることになるでしょう。憤慨をぶちまけてお互いを拒否すれば、二人の関係を良くする機会はないのです。 (さらに…)

多くの成功している夫婦

多くの成功している夫婦は、一人ではできないようなことにチームとして取り組み、力を合わせて働いている。生存と愛の欲求と違って、力の欲求は、解決のサークルの中で妥協点を見いだすことがあまりないのです。高い力の欲求を持っている人は、自分が気つく前に、相手をサークルの外に押し出している。力の欲求は、その性質からして、話し合うことが困難なのです。なぜなら、妥協することは、力を明け渡すことを意味するから。議りあわなければ、妥協点を見つけだすことはできない。妥協することはどの程度の力を明け渡すかということだから、結婚する前に互いに力の欲求の強さを知ることは重要です。結婚してからでは遅過ぎるかもしれない。結婚したらぶつかりあってうまくいかないと思う二種類の人がいる。自由の欲求の高い人は、あらゆる長期的な親しい人間関係で困難を覚える。 (さらに…)

対処の仕方

力の欲求が極端に強くなかったら困難なことはないでしょう。力の欲求が二人とも低い場合は、ほとんど常に相性がいい。力の欲求が低いと、妥協点を見いだそうとする気持ちが強く、そういう夫婦は、たいていほとんどの場合に解決のサークルの中に入っている。一方が相手よりも高い力の欲求を持っていても、二人の結婚に問題はないかもしれない。なぜなら、力の欲求が低い人は、愛してくれている相手から命令されるのを気にしないからである。力の欲求が強く愛情のある男性と、力の欲求の低い愛情のある女性が、比較的うまくやっている夫婦関係を今までによく見てきている。ある老夫婦の結婚の後半がそんな感じであった。両者が強い力の欲求を持っていれば(力が力を引きつけるのでよくあるケースである)、解決のサークルから相手を突き出したくなる気持ちは、ほとんど抗しがたいほどであろう。 (さらに…)

無力な夫の傾向

夫婦の両方とも力の欲求が強ければ、それを満たそうとすることは結婚を損なうことになるでしょう。しばしば無力な夫は外で得られないものを家庭の中で妻から得ようとするので、妻が犠牲となり、虐待されるということは多いのです。良い職場は、力の欲求を少しでも満たしてくれ、周りの人があなたを小突きまわすことがないので、結婚にとっても良い影響をもたらす。ある女性が本当に幸福だったときは、約六か月間、裁判所の陪審員をつとめたときだったという。彼女がもし五十年後に生まれていたら、頭脳と尽きないエネルギーを仕事に活かせたかもしれない。彼女のような巨大な力の欲求の持ち主は、幸せな結婚は無理でも、幸福な独身女性として生きる可能性はあったと思うのです。 (さらに…)

回復の好機

決して忘れてならないのは、自分の行動しかコントロールできないということです。そこでは、自分が何をする気持ちがあるかだけ話すべきで、相手に何をしてほしいかではない。相手が与えようとしている愛と友情と同じものを持ってサークルの仲にととまるつもりがなければ、その結婚に大した見込みはない。というのは、サークルの中での話し合いは、それ自体が愛を与えることであり、たいていは提供されるもので十分であるからだ。受けることでなく与えることに話し合いの焦点が合っていれば、愛の問題にとってすばらしい回復の好機となるでしょう。愛に関しては、互いの欲求の強さが近いほど、良い結婚になる可能性がある。力の欲求については、必ずしもそうではない。婚姻関係でも、他の関係でも力の欲求は最も満足させるのがむずかしい。 (さらに…)

十分な愛がないと感じ始める

結婚の初期に性行為が衰速するのは、カップルがホルモン欠乏に陥っているからではない。片方もしくは両方が、性行為に十分な愛がないと感じ始めるからである。遺伝子に原因があるのはまれである。たいてい十分な愛はあっても、あまりにも支配的にふるまわれるので愛のスイッチが切られているのだ。遺伝子の違いも少しはある。愛の欲求が強い人(女性がそうであることが多い)は、たくさん与えるが、お返しも多くないと満足しないようだ。それほと欲求が強くない夫は、妻が求めているほど多くを与えることができない。あるいは、与えることができるにもかかわらず、多くを与えない選択をしているのかもしれない。いずれにしても、話し合う必要がある。 (さらに…)

愛の出し惜しみをしている

人間関係がうまくいかないほどストレスを感じることはありませんよね。特に一番問題なのが最も身近な人間関係である夫婦の問題です。例えばこんな事例があります。コントロールの強い夫は、妻がパーティである男性に注目しているのを見て、妻に言う。「僕に対してどうして同じように接してくれないのだ」妻はこう考える。「あなたが私を変えようとしなくなったら、そうするかもしれないわよ」パーティの男性が注目を得たのは、その場で、男性にとっても、女性にとっても、支配的な要素が感じられなかったからである。夫は妻がどれほどの愛を与えることができるか知らないかもしれないが、夫の求めているものは、たぶん妻の能力の範囲内にある。妻が愛の出し惜しみをしていると夫が考えるのもあたっている。まちがっていることは、責めても妻がもっと愛を与えるようにはならないということ。責めれば妻は恐らくもっと出し惜しみをするようになるだろう。このままでは、二人はサークルの中に入ることすらできない。そして愛と性行為の混同をしないようにしなければならない。 (さらに…)